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  3. 五月病対策

五月病とはなにか

仕事をはじめて、また新しく入学した学校に行き初めて5月くらいになると学校に行きたくない、会社に行きたくない・・・という気持になる方が出てきます。

こうした状態を五月病なんていいますが、これは医学的な病気の名称ではなく、新生活が始まって少し慣れた5月くらいになって気持ちの落ち込みなどが出てくるため、それを五月病というのです。

新しい環境の生活に慣れてきて、緊張感等もなくなってくると次第に、これでいいのかな?つまらないな?前の方が楽しかった・・・など、心が落ち込むことがあります。
ではこの五月病にならないためにはどのような事が必要なのでしょうか。

五月病予備軍になっていませんか?

どうしてこうした気持ちになるのか、それは新しい環境についてストレスを強く感じているからです。
生活する環境が大きく変わり、人によっては大きなストレスを受けています。
就職、進学など完全に新しい生活になった方に多くみられる症状です。

一人暮らしを始めた、会社に行くようになり毎日会っている顔が全く違う顔になったという時、誰もが五月病予備軍だといえるのです。

五月病にならないためにできること

まず気持ちを明るい方向に持っていくことが必要となるので、自分がリフレッシュできる何か行動を起こします。
休息をとるということでもいいですし、カラオケにいったりバッティングセンターに行く、また古い友人に会って、頑張っている姿を見るということでもいいです。

静かに読書する、音楽を聴くなど、自分が最もリラックスできる状態を作る事も必要です。
ただストレスは目標に向かって頑張る気持ちを奮い立たせるストレスもありますので、何もかも悪いということはありません。

太陽の光を浴びて活性化しよう

脳内には神経伝達物質となるセロトニンという物質がありますが、このセロトニンが欠乏するとうつ状態になる可能性があるといわれています。
セロトニンの分泌は、太陽の光を浴びることで安定するといわれているので、心が安定しないという時には日光浴してみましょう。

またなんだか一日中眠くてぼんやりしてしまうという状態の方は、メラトニンという眠気を起こすホルモンが過剰分泌している可能性があります。
そこで太陽の光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制され、その後、16時間後に再開するといわれています。

人の身体というのは本当によくできていて、朝日光を浴びて起きる事で夜メラトニンが分泌されるようにできているのです。
そのため、夜寝るときにカーテンを閉めず、朝日を浴びて起きるという環境を作っておくといいでしょう。

体を動かし食生活を見直してみよう

特に社会人になると身体を動かすということも少なくなり、食事のバランスも乱れます。
運動するとストレス解消になりますので、無理に運動するのではなくちょっとウォーキングしたり、家の周辺を散歩するだけでもいいです。

有酸素運動を行うとセロトニンの分泌が促進され、次第に気持ちよくなってきます。
また食生活を見直し、特にセロトニンが豊富といわれている食材を食べるようにするといいと思います。

キャベツ、トマト、グレープフルーツなどに多く含まれているビタミンCを適度に摂取すると、五月病の抑制につながります。