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  3. 脂性肌の漢方薬ケア

脂性肌にとっては体内のケアも重要

乾燥肌と比べ脂性肌の場合には皮脂を分泌する機能そのものはしっかり備わっているわけですので、とるべき対策の方向も当然異なってきます。

脂性肌の人の体の中ではホルモンバランスの不調が起こっており、それが本来誤りである「皮脂が足りないからもっと分泌しろ」という命令を発生させています。

女性の周期ニキビも生理によって起こる体内のホルモンバランスの崩れが原因になっていますが、脂性肌の人はその崩れを慢性的に体内で起こしてしまっているということになります。

従って根本的に脂性肌を改善するためには肌そのもののケアよりもむしろ体内の状態を正常にしていく対策が求められます。

体質改善の基本は食事や睡眠といった生活習慣の立て直しですが、そこにさらに効果を高めることができるのが「漢方薬」の利用です。

漢方薬は東洋医学を起源にした民間療法の一つですが、西洋医学をもとにしたケミカルケアとは違い体が本来持っている治癒力を高めることを目的にしています。

ですので正しい漢方薬を服用していくことにより体内で起こっている不調を少しずつ自分の内側から直していくことが期待できます。

脂性肌におすすめの漢方薬の種類

実際、漢方薬は脂性肌の治療のために推奨されており、化粧品や健康食品にも使用されています。

漢方薬には皮膚科の処方箋がないと使えない専門的なものや、普段お店で簡単に買える手軽なものまでさまざまな種類があります。

初めて漢方薬を使用するということならば、まずは基本的な種類と効能を覚えておきドラッグストアなど多くの種類が販売されているところで探してみてください。

まず漢方薬としてかなりメジャーな種類の一つである「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」というものがおすすめになります。

半夏瀉心湯は体の中にある熱を取るためのもので、ニキビやそのもとになる体内の不調を整えることができる漢方として広く使用されています。

ただこちらの半夏瀉心湯は現在では市販される現場が少なくなり、皮膚科で処方箋を求められることもあります。

そこでもう一つ脂性肌ケアにおすすめの漢方として「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」を紹介します。

黄連解毒湯は特に10~20代の肌ケアに効果が高いものとされており、半夏瀉心湯と同じく体内にある熱を逃がし体内のバランスを正常化する効果があります。

他にも脂性肌用の漢方薬はたくさん販売されているので、まずは実物が販売されているお店に行きいくつかの種類を見てみることをすすめます。

自然素材のサプリメントを利用するのも手

漢方薬と同じく、自然治癒力を高めるという治療方法を試したいという人であれば、サプリメントなどを利用するのも手でしょう。

特定の栄養素や健康成分を摂取することで、疲れやストレスを取り除き、肌の調子をゆっくりと整えて行くことができます。漢方薬のように、自然素材を利用したサプリメントであれば、身体に負担をかけることも少ないでしょう。

効果効能はサプリの種類によって異なりますが、「なちゅらだま」や「和サプリシリーズ」など、野菜や自然素材を利用したサプリメントは多く存在します。